三隈川の紹介

地図三隈川は筑後川の本流で中流域に属する大分県日田市を流れる部分の、日田だけで呼ばれている通称です。 

 筑後川は筑紫次郎の別名を持つ九州一の大河であり、熊本県阿蘇郡小国町の阿蘇外輪山の降雨を集めた杖立川と、津江山系より流れる津江川が松原ダムで合流し大山川となり、大山町の急勾配の谷間(響渓谷)を流れて日田盆地に流れ込みます。 

 そこで本流は飯田高原を源とする玖珠川を吸収して盆地の中心を流れ、更に盆地に流れ込む周辺の河川と合流しながら夜明ダムに流れ込む、ダムを通り過ぎるとすぐ福岡県にはいり、肥沃な筑後、佐賀両平野を貫流して有明海に注ぐ、幹線流路延長143kmの河川である。 

日田ではアユが、市の風光明媚な自然環境の中で、山、川、梁、鵜飼、遊船の風趣にそえる観光資源として、大きな役割を果たしている。 


 
 


 平水と増水
筑後川は上流から河口までぎっしりと人間が住んでいる川です
九州一の大河ですが、日本では川の長さ流量ともに日本では20傑の中にも入りません。
最大と最小の流量差を表す河川計数が国内では紀ノ川に次いで2位、雨が降ればどっと流れ、
あとはいつも減水のカラカラ河川なのです。

 下の写真は三隈川の支流、大山川と玖珠川の合流点の平水時と増水時の写真ですが
この程度の増水は一年に数回あります。


川開き観光際
 

 

  と き/毎年5月20日過ぎ最初の土曜日・日曜日
  ところ/三隈川湖畔
  問い合せ: 日田市役所 Z(0973)23-3111

  川開きは日田の年中行事のひとつである。 
町の通りは、町内ごとにちがった色とりどりの飾りで満たされ、その下をにぎやかなはやしにのって、どんたくがねり歩く。
天気のよい日にはもう汗ばむほどである,夜は三隈川辺の花火大会に人々の心はおどる。
屋形船、う飼い、祇園ばやし、そうして仕掛け花火。毎年同じようなことが繰り返されるが、それでもこの川開きがくると、みな夏の近づいたことを感じとる。

 もともと川開きは、納涼開始を祝う行事として、今から約300年むかし、江戸は両国川ではじめて行われたといわれる。
このとき打ち上げた花火は、川の神への献火の意味があったとのことである。
その後両国の花火は、江戸名物のひとつとなり、それが全国各地の水に縁の多い土地でまねられることになった。

 川開きをさかいにして、アユ漁が解禁となり、水の流れに銀色に光る若いアユの姿がみられます。